OGASAWARA
COFFEE[ 小笠原コーヒー ]

OGASAWARA COFFEE

OGASAWARA COFFEE小笠原コーヒー

明治の初期に熱帯植物の試験栽培として他の植物と共に導入されたコーヒーの木。
幾多の困難な歴史を乗り越え現在でもごく少量ですが生産されています。
無農薬にこだわり、そのほとんどが手作業の手間ひまを掛けた希少な国産コーヒー。
カフェアパショナート各店ではこの国産コーヒーの「小笠原」コーヒーをご提供しています。※店舗のみでの提供となります。
オンラインショップでは取り扱っておりません。

“小笠原の自然に囲まれ
 一粒一粒、大切に
 育てられた珈琲豆”SURROUNDED BY THE NATURE
OF THE OGASAWARA ISLANDS
ONE GRAIN, CAREFULLY COFFEE BEANS BRED

HISTORY小笠原コーヒーの歴史

日本初の珈琲豆の生産

コーヒーは赤道を挟んだ南北両回帰線25度にある約70ヵ国の国で生産されています。この両回帰線で挟まれた地域は「コーヒーベルト」と呼ばれ、その気候や、自然環境からコーヒーの栽培に適しているとされています。

小笠原諸島は東京から南に1,000km、船で約25時間かかり、「コーヒーベルト」よりやや北に位置し、コーヒー栽培には不向きかと考えられていますが、海洋性の温暖な気候の為か、コーヒーベルトの生産諸国と同様に露地栽培が可能となっています。

また、日本での生産は明治11年に様々な熱帯植物が試験的に導入された際に一緒に栽培され、見事に成功したとの記録があります。

困難な歴史を乗り越えて

「小笠原」コーヒーの歴史は明治11年に榎本武揚公の命により始まります。当時小笠原諸島には多くの熱帯植物が試験的に導入されました。その中にインドネシアのジャワ島より持ち込まれたコーヒーの木がありました。そして持ち込まれた木は風土、気候に適応し栽培に成功しました。

しかし、第2次世界大戦の際、小笠原近海は戦闘地域となり全島民が強制疎開を強いられました。

やがて日本に返還された土地も、戦後、長くアメリカの統治下におかれた為、明治初期に先人達により、開墾された土地は無残にも荒れ、ジャングルと化しました。しかし、そのような荒れ果てた土地の中でもコーヒーの木は絶えることなく成長し、現在に至るまで脈々と受け継がれ栽培されています。

PRODUCT手作りの貴重な一粒

コーヒーの栽培には最初の収穫までに5年以上の歳月がかかります。そして年に1度の収穫期を秋に迎えるのですが、小笠原諸島は、毎年、猛烈な台風の通り道となっているため収穫を迎えるまでに幾度も被害を受けます。
そして、収穫目前に被害を受け収穫ができなかったり、翌年も実をもつはずの枝が折れてしまうこともあります。それら被害を回避したコーヒーの実を一粒づつ手で摘み取り、収穫していきます。

収穫された実は手作業で果肉を剥ぎ中の実を取り出します。
取り出された実は洗浄されたのち、機械で乾燥するのではなく時間をかけてじっくりと天日乾燥されます。その後脱穀され、焙煎されて飲めるようになります。

多くの時間を費やし、また台風の被害などもあり、年間で約200kgの
生産量しかないとても希少なコーヒーです。

ENVIRONMENT自然環境への配慮

今回、各店で提供されるコーヒーは無農薬で栽培されたコーヒーです。
これは、野瀬農園のオーナーが小笠原は貴重な固有植物の宝庫でこれらを守っていくのも大切な責務と考えているからです。山の斜面の栽培地であってもこの地形をむやみに切り開こうとはせず、あるがままの自然に近い状態で栽培することを心がけています。肥沃な土壌と南向きの斜面、豊富な水源を控えた立地はコーヒーにとって貴重な自然からの贈り物です。

そしてこの地に適応した固有植物がコーヒーの木が嫌う直射日光を遮り、防風林としても役立ってくれています。また、コーヒーの木は雑草が延びるのを抑えこの事が固有植物を守ることにもつながっています。

“オーダー後、手挽きで豆を挽き
小笠原コーヒー専用のカップでご提供致します”AFTER ORDERING, BEANS ARE GROUND BY HAND-GROUND
WE WILL OFFER YOU IN OGASAWARA COFFEE RIGINAL CUP

  1. 商品をオーダー

  2. 手挽きのミルで豆をひく

  3. 小笠原コーヒー専用のカップでご提供

ご提供店はこちら

FARMER小笠原コーヒーの生産者

野瀬農園 (野瀬 もとみさん)

お客様から頂いた貴重なご感想は生産してくださっている野瀬農園さんにお伝えしております。

“小笠原は明治11年頃、日本で初めてコーヒーの栽培が試みられた地で、導入から4年後には45kgの収穫があったそうです。 しかしその後、戦争が始まってしまい、島民はみな、島から強制引き上げさせられてしまったため、農地は荒れコーヒーの木は絶滅してしまっても仕方のない状況となりました。 ところが、戦後父島に戻り農園の再興をされていた野瀬さんのお父様が、自宅の庭に先祖が残してくれたコーヒーの木が、その最悪の環境にも負けることなく、ひっそりとたくましく生き続けているのを発見しました。 そして、このコーヒーの木が、戦争で途絶えてしまったこの地に、私たちの先祖が根付いていたことを証明してくれる存在のように感じ、家族のように大事に育てたいと思い、栽培を始められたそうです。

もともと東京で会社員をされていたという野瀬もとみさんは、お父様が1人で農園の再興をしていて、島に帰るたびに農園が変化していく様を目の当たりにし、自分が東京でやっている仕事の価値と、お父様がこの地で自分にしか出来ないことをやっているのこととの価値を比較してショックを受け、自分もこの地でコーヒー栽培をしようと決意し、15年ほど前に島に戻って来たそうです。

現在は安定した供給が出来ないため、こちらの農園でしか購入することが出来ないという野瀬さんが愛情を込めて作られている小笠原コーヒー、時期によっては通販でも購入することも出来るそうなので、是非みなさんも日本人のやさしさと開拓者の苦労のほろ苦さが感じられる、コーヒーの味を味わってみて下さい。”